投資の極意①

ビジネス本

大人になるということは、「働く、選挙、お金」という3つの社会参加をすることである。

特に3つ目の「お金の社会参加」は日本人が世界とくらべてとても苦手としているところです。

投資と聞くと、日本人はギャンブルと同じで悪(アク)ととらえる方がまだ多くいるようだ。

しかし、投資とは株や投資信託よりもっと身近で簡単なものである。

例えば、毎日の買い物、会社での活動、家庭での子育てなどもすべて投資と考えることができる。

投資とは個人が成長したり、会社や社会全体が豊になっていくための活動すべてをいうのである。

すべての投資は『投資→成長→豊かさ』の3つの流れに乗っているものなのだ。

つまり、我々は毎日「投資」をしながら生きており、「豊かな未来」「幸せ」に向かってお金を使っているともいえるのだ。

色々な投資を見てみると、

『個人の投資』として、自分への投資/人(付き合い)への投資/家族・子供への投資

『会社の投資』として、新人への投資/社内・社外イベント/新製品の開発のための投資/工場への投資

『国の投資』として、道路・橋や空港などの整備/学校(教育)/病院(医療)

と、すべては明るい未来、豊かさのための投資であり、つまりはみんなの幸せのためなのである。

このように、投資はギャンブルやお金稼ぎの道具ではなく、よりよい世の中をつくるために欠かせないものなのである。

まずは、「自分への投資」を考えるときに、『人的資産』というものを考える必要がある。

人的資産とはその人自身の資産のことです。

健康で働く意思のある人は、それだけで大きな資産を持っています。

人的資産は「今持っているお金」ではなく、「これからどのくらいお金を稼ぐか」ということです。

新卒で22歳の社会人であれば、これから40年働くとして平均年収500万円とすれば合計で2億円となります。さらに、仕事や英語のスキルを上げれば3億円、5億円も夢ではありません。

よって、人的資産(将来の見込み収入の現在の価値)に投資することは、とても重要であることが分かります。

そして、自分の人的資産を上げる(給料を上げる等)と他人の人的資産も上がります。これは、買い物や投資をすることでほかの人の給料も上がるイメージです。

このことから、「人的資産の運用」のほうが「金融資産の運用」よりもはるかに効率がよく重要であるため、自分に正しく投資をしてきちんと人的資産を増やしていくことです。

例えば、人的資産が1億5000万円の人が、英語の勉強という自己投資をして給料を10%引き上げたとすると1500万円の増加となります。

一方、貯金をほぼ0円の状態から1500万円まで増やすのはとても大変なことです。

今、50代の人でも上記の考え方は大切で、金融資産で安易にお金儲けをしようなんて考えるよりも、自分に正しく投資をして、きちんと人的資産を増やしながらマネジメントしていくほうが、はるかに確実なのである。

次回は「人的資産」と「金融資産」の分散投資について考えていきます。

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