『医者が教える食事術 最高の教科書』を読んで②

脳のエネルギー源はブドウ糖である。ブドウ糖はグルコースともいい糖質が分解されて生成される。

体内に取り入れたブドウ糖は余剰に摂取しても尿や便から排出されることはなく、100%吸収され中性脂肪として蓄えられる。

私たちが生きるために絶対必要なものが、ブドウ糖と酸素である。しかし、皮肉なことにブドウ糖と酸素こそが私たちを老化させる原因ともなっている。

ブドウ糖+酸素=水+二酸化炭素+エネルギー

この反応過程でブドウ糖が原因の「糖化」、酸素が原因の「酸化」という悪い作用が起きている。

糖化とはタンパク質や脂質がブドウ糖と結合することで劣化する反応のことです。

イメージとして酸化は体が「錆びる」、糖化は体が「焦げる」状態である。要は体が傷つけられているということ。

タンパク質や脂質がブドウ糖と結合することでAGEというたちの悪い物質が生成される。このAGEがあらゆる病気や老化現象の真犯人だということがわかっています。

私たちの体は水分以外はほとんどタンパク質と脂質であることを考えると、ブドウ糖が余っている状態はいかに悪いことかが分かります。

血糖値が高くてAGEが作られやすい状態は「太る→老ける→病む」という負のスパイラルに陥ります。

この対策として糖質の過剰摂取を避け、AGE含有量の多い食材を食べないことが重要となってきます。

最後に100歳まで生きる人に共通する10のルールが下記になります。

①豆類をたくさん食べる

②野菜はたっぷり多種類食べる

③坂道を歩く(会社の階段を使用もOK)

④死ぬまで働く

⑤生きがいを持つ(社会や家族、仲間に貢献して「自分は必要とされている」と感じることが大事)

⑥徹底的な健康チェック(1;胃と腸は内視鏡で直接見てもらう2;胸部と腹部のCT検査を受ける 3;脳のMRI検査を受ける)

⑦食べ過ぎない(腹7、8分目まで食べる)

⑧アルコールをたしなむ

⑨チョコレートを食べる(カカオ含有量70%以上のもの)

⑩医者を選ぶ(患者リテラシーを高める)

自分も50歳になろうとしているが、1度も大きな検査を受けていないので徹底的な健康チェックにはとても関心を持った。

また、アルコールも飲み過ぎなければ健康に害がないことにもほっとしました。ただし、ビール、日本酒、紹興酒は控えよう。

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