『すばらしい人体』① ~人体はよくできている

ビジネス本

舌の機能とは「味を感じること」以外に「咀しゃく」「嚥下(えんげ)」「発音」という重要な役割がある。

「咀しゃく」 とは食べ物を歯で噛んで砕き、唾液と混ぜ合わせることだ。

「嚥下(えんげ)」とはものを飲み込む動作のことである。

「発音」 ではそれぞれの音を発するために、舌は実に様々な動きをしているのだ。

「味覚」は塩味、旨味、甘味、酸味、苦味の五つの味を識別できる。(辛味は痛覚として受容されるため味覚に含めない)

塩味は電解質(ミネラル)を認識し、旨味や甘味は栄養のあるものを認識する。一方、酸味や苦味は、腐ったものや有毒なものを識別し体内に入れないようにするための「水際対策」を担っている。

これらを識別することで、私たちは自身の命を守ることができるのだ。

だが、私たちは納豆やブルーチーズのように独特の臭みを持つ食べ物を好んで食べ、ビールやコーヒーのような苦い飲み物も楽しめる。

このように酸味や苦味のあるものが、必ずしも人間にとって有害であるとは限らない。味覚は必ずしも身を守るためだけのものではないのだ。

肛門は、精密機械のようによくできた臓器である。

「降りてきたのは個体か液体か気体か」を瞬時に見分け、「気体のときのみおならとして排出する」という高度な選別ができるからだ。

固体と気体が同時に降りてきたときは「固体を直腸内に残したまま気体のみを出す」という芸当もできる。

こうしたシステムを人工的につくるのは不可能と思われる。

おならと便を識別できないと、生活はとても不便になることが予想される。

なぜなら、毎度トイレに行って便座に座らないとおならができないからだ。

健康的に生活できているとき、人は当たり前のように自分の体をあまりいたわらないですが、病気や怪我をしてその機能が使えなくなったときに始めてその有難みに気づくことがよくあります。

よって普段から健康には気を付けていきたいものです。

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