お金は本来、使うことが目的の道具で貯めているだけではいけない。お金を貯めて何がしたいのか?
もしものためにお金を貯めるなら間違いだろう。もしもの時に役立つのは、お金で培える知恵や豊かな経験である。
あり金をすべて使うつもりで、やるべきことをすることで人としての信用を裏付け、お金の本質を学ぶための最善策であるとの事。
今という時間を楽しみ尽くし、後悔のない人生を送るために、お金の活力を信じて、好きなだけ使ってしまおうというのが著者の考えだ。
お金よりはるかに貴重なものは時間である。時間こそが価値を、成功を、幸福を生む。よって、金で買える時間はすべて買えということだ。
例えば掃除洗濯は業者に任す(自分の時間を増やし、自分でやるより綺麗)。通勤時間が無駄なので会社の近くに住む(家賃が高くても都心に住め)。移動手段はバス・電車ではなくタクシーを使え。ATMの数百円の手数料を払いたくないがための行列に並ぶな等。(若干手数料が高くても空いているATMを使え)
人は死ぬときに、やったことよりやらなかったことを、より深く後悔するという。
お金も同じで、使った後悔より、使わなかった後悔が残るだろうと。よって、自分が本当にやりたいことに囲まれた人生をすごすことが大事である。